茨城県立中央病院は、実践的なプログラムで人材育成に取り組んでいます。

臨床研修の到達目標

 

H31年度(令和1年度)開始分までの到達目標(修了の要件)

別に定める基本方針に基づき、具体的には以下のとおりです。

①症例レポートの提出

②症例経験、特定医療現場の経験・必須の治療手技の実施・必修の医療記録の実施

③研修会等への出席

 

①症例レポートの提出

研修医は、症例レポートの作成ごとに指導医のチェックを受けて「研修医ファイル」及び「研修医手帳」の「Ⅰ.症例レポート提出票」の確認欄に日付を記入し、レポートを研修医ファイルに綴じ込み、当該レポートのコピーを臨床研修管理委員会事務局に提出します。提出を義務付けるレポートは次のとおりです。

「頻度の高い症状」20症例以上
「経験が求められる疾患・病態」10症例以上
「外科症例」1症例以上
「CPC(臨床病理検討会)」1症例以上

 

②症例経験

研修医は、症例等を経験する都度に「研修医ファイル」及び「研修医手帳」の「Ⅱ.経験すべき症状・病態・疾患」「Ⅲ.特定医療現場の経験」「Ⅳ.必須の治療手技」「Ⅴ.医療記録の必修項目」の確認欄に経験日等を記載します。
なお、各項目の経験義務は次のとおりです。

「頻度の高い症状」100%
「緊急を要する症状・病態」における必須項目100%
「経験が求められる疾患・病態」70%以上
「特定医療現場の経験」100%
「必須の治療手技」100%

 

③研修会等への出席による評価

研修医の研修会等への参加について、次のとおり義務付けています。
これら研修会等に参加した際には「研修医ファイル」及び「研修医手帳」に参加日時等を記録します。
「レジデント・レクチャー」70%以上
「CPC(臨床病理検討会)」70%以上
※以上については、院外研修期間中の開催回数を算入しません。また、レジデント・レクチャーは2年次の参加を義務としません。
「内科カンファレンス」70%以上
※内科研修期間中に開催しているものに限ります。
「医療安全講習会」及び「感染対策講習会」年2回以上

 

令和2年度開始分からの到達目標(修了の要件)
国が定める医師臨床研修ガイドラインに基づき、概要は以下のとおりです。

 

①退院時要約+考察シート(経験すべき26疾病・病態※)の提出による次の評価

 ア 医師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)

  A 社会的使命と公衆衛生への寄与

  B 利他的な態度

  C 人間性の尊重

  D 自らを高める姿勢

 イ 資質・能力

  A 医学・医療における倫理性

  B 医学知識と問題対応能力

  C 診療技能と患者ケア

  D コミュニケーション能力

  E チーム医療の実践

  F 医療の質と安全管理

  G 社会における医療の実践

  H 科学的探究

  I 障害にわたって共に学ぶ姿勢

 ウ 基本的診療業務

  A 一般外来診療

  B 病棟診療

  C 初期救急対応

  D 地域医療

※ 経験すべき26疾病・病態

  外来又は病棟において患者の診療にあたる,次の疾病・病態。

  病歴、身体所見、検査所見、アセスメント、プラン(診断、治療、教育)、考察等を含むこと。

   脳血管障害、認知症、急性冠症候群、心不全、大動脈瘤、高血圧、

   肺癌、肺炎、急性上気道炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、

   急性胃腸炎、胃癌、消化性潰瘍、肝炎・肝硬変、胆石症、大腸癌、腎盂腎炎、

   尿路結石、腎不全、高エネルギー外傷・骨折、糖尿病、脂質異常症、うつ病、

     統合失調症、依存症(ニコチン・アルコール・薬物・病的賭博)

 

②症例経験(経験すべき29症候)

   外来又は病棟において、下記の症候を呈する患者について、

   病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と、病態を考慮した初期対応を行う。
   経験した事の確認は,退院時要約にて行う。
    ショック、体重減少・るい痩、発疹、黄疸、発熱、もの忘れ、頭痛、めまい、意識障害・失神、
    けいれん発作、視力障害、胸痛、心停止、呼吸困難、吐血・喀血、下血・血便、嘔気・嘔吐、
    腹痛、便通異常(下痢・便秘)、熱傷・外傷、腰・背部痛、関節痛、運動麻痺・筋力低下、
    排尿障害(尿失禁・排尿困難)、興奮・せん妄、抑うつ、成長・発達の障害、妊娠・出産、

    終末期の症候

③ 研修会等への出席による評価

  研修医の研修会等への参加について、次のとおり義務付けています。
これら研修会等に参加した際には,各自で「研修医手帳」に参加日時等を記録します。
「レジデント・レクチャー」70%以上
「CPC(臨床病理検討会)」100%
「内科カンファレンス」70%以上 ※内科研修期間中に限る。
「医療安全講習会」及び「感染対策講習会」年2回以上。100%